受精しないのはなぜ?体外受精で受精しない原因を卵子と精子から考える
今日もご訪問ありがとうございます。
不妊カウンセラーの石川珠美です。
ここまで、「卵が育たない」「排卵しない」ということについてお話ししてきました。
今回は、その次の段階である、
「受精しない」
ということについて考えてみたいと思います。
卵子と精子が出会えば、必ず受精する?
卵子と精子がタイミングよく出会えば、受精して妊娠する。
ついそんなふうに考えてしまいます。
でも、実際には、卵子と精子が出会ったからといって、必ず受精するとは限りません。
受精には、
・卵子の状態
・精子の状態
・卵子と精子が出会うタイミング
・精子が卵子に到達し、卵子と結びつく力
など、さまざまな要素が関係しています。
採卵したのに、受精しなかった
体外受精をしている方の場合、
「せっかく採卵できたのに、受精しなかった」
ということがあります。
こういう結果になると、
「卵子が悪かったのかな」
と考えてしまう方が多いと思います。
特に年齢が高くなってくると、「年齢のせいで卵子の質が落ちているから」と考えやすくなります。
もちろん、卵子の状態は受精に関係する大切な要素です。
卵子の加齢に伴う変化には、細胞のエネルギー産生を担うミトコンドリアの機能なども関係していると考えられています。
ただ、私は、
「受精しなかった=卵子だけに問題があった」
と考えてしまうのは、少し違うのではないかと思っています。
精子の状態も、もちろん大切です
受精というと、どうしても女性側の卵子に目が向きがちです。
でも、受精するためには精子の力も必要です。
体外受精をされている方は、精液検査によって、
・精子の数
・運動率
・精子の形態(正常形態率)
などを確認していると思います。
もし、精子の数や運動率、形態などに気になる結果が出ているのであれば、
男性側の「精子をつくる力」についても考えてみることが大切です。
精子は毎日つくられています。
だからこそ、男性側の体調や生活習慣、栄養状態などを見ながら、
「精子をつくるために、今の体には何が必要なのだろう?」
と考えていくことも大切だと思います。
「受精しない」を卵子だけの問題にしない
卵子と精子が出会っても受精しなかったとき、
「卵子が悪かった」
と女性側だけの問題として考えてしまうのではなく、
卵子と精子の両方から考えてみる。
私は、これが大切だと思っています。
妊娠は、女性だけでつくるものではありません。
卵子と精子、そしてその後の受精卵の成長。
それぞれの段階で、いろいろな力が必要になります。
漢方相談でも、女性側だけを見るのではなく、必要であれば男性側の体調や精子をつくる力についても一緒に考えていきます。
「受精しなかった」という一つの結果だけで、原因を決めつけないこと。
そこから、
「次にできることは何だろう?」
と考えていくことが、妊活では大切なのではないかと思います。
次回は、受精したあと、
「移植しても陽性が出ない」
ということについて、子宮側の環境も含めて考えてみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^-^)
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