排卵しないのはなぜ?高プロラクチン血症と妊活への影響
今日もご訪問ありがとうございます。
不妊カウンセラーの石川珠美です。
今回は「排卵しない」という事についてお話ししていきたいと思います
② 排卵しない(排卵障害)
排卵がうまく起こらない場合には、
・高プロラクチン血症
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・ストレスや生活習慣など
さまざまな原因が考えられます。
今回は、その中でも妊活相談でよく出てくる「高プロラクチン血症」についてお話しします。
プロラクチンが高いと、なぜ排卵しにくくなるの?
プロラクチンは、主に母乳の分泌に関わるホルモンです。
授乳中はプロラクチンが高い状態が続くことで、排卵に関わるホルモンの分泌が抑えられ、排卵が起こりにくくなることがあります。
これは授乳中の自然な体の仕組みです。
ところが、妊娠・授乳をしていないのにプロラクチンが高くなっていると、排卵や月経に影響することがあります。
この状態を「高プロラクチン血症」といいます。
血液検査でプロラクチンの値が高い場合には、排卵に影響している可能性があります。
高プロラクチン血症には治療薬があります
高プロラクチン血症には、プロラクチンを下げるための治療薬があります。
代表的なものとして、
・カバサール(カベルゴリン)
・パーロデル(ブロモクリプチン)
などがあります。
こうした薬を使うことで、プロラクチンの値を下げ、排卵が回復することが期待できます。
一方で、吐き気や頭痛、眠気などの副作用が気になる方もいらっしゃいます。
もし薬を飲んでいて体調が悪くなった場合には、我慢せず、処方した医師に相談してください。
妊活中だからといって、つらい症状を我慢しながら治療を続ける必要はありません。
漢方ではどう考える?
漢方では、昔から授乳を終える際などに「炒り麦芽(麦芽)」が使われてきました。
妊活相談では、プロラクチンの値だけを見るのではなく、月経の状態や体質なども含めて、その方に合った方法を考えていきます。
西洋医学の治療と漢方を、それぞれの良さを生かしながら取り入れていくという考え方です。
乳汁のような分泌がある場合は?
妊娠・授乳をしていないのに、乳汁のような分泌物が出る場合は、高プロラクチン血症が隠れていることがあります。
気になる症状がある場合は、医療機関に相談してみましょう。
プロラクチンは、一度高かったら必ず異常?
ここも、知っておいてほしいところです。
プロラクチンは、いつ測っても同じ値になるとは限りません。
変動する人もいるようです。
ストレスなどの影響で一時的に高くなることもあります。
また、薬剤や甲状腺機能の異常、下垂体の病気などが原因になっていると事もあります。
そのため、一度高い値が出たからといって、すぐに「高プロラクチン血症」と決めつけるのではなく、必要に応じて再検査を行い、確認することもあります。
高プロラクチン血症といっても、原因や症状は人によってさまざまです。検査結果だけで判断するのではなく、なぜプロラクチンが高くなっているのかを確認し、その方に合った対処を考えていくことが大切です。
そのうえで、必要な治療を受けながら、漢方で体全体を整えていく。
私は、そんなふうに西洋医学と漢方を上手に組み合わせていくことが大切だと考えています。
次回は、排卵障害の原因としてよく聞く
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」
についてお話ししていきたいと思います。
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