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先日、精進料理もやりましたが、付け加えて読んで頂くと役に立つかなと思います

現代医学でみた肝臓は、代謝や胆汁の精製、解毒などの働きをもつ臓器と考えられています

東洋医学で捉える「肝」のもっとも重要な働きは、血液を貯蔵し調節する事です

今の季節に起きやすい、めまいやのぼせなどは、春の陽気の高ぶりによって肝機能が異常亢進しておきる症状です

また、「肝」はストレスを受ける臓器と言われているので

イライラや不安などが多い症状を「肝鬱（かんうつ）」と言います

特にイライラするのは春で肝鬱のせいかもしれませんね

また今の時期に出やすい花粉症などのアレルギー症状は、

「肝」の働きが異常亢進して疲弊し、解毒作用が低下すことも一因と考えられます。

「肝」の異常を表す窓口が「目」になります

ここでも花粉症で目が痒くなる事ともつながっていますね。

この春に異常亢進しやすい「肝」の働きを正常に戻し、疲弊した「肝」の働きを補うのが「酸味」の食材です

酸っぱい味です

梅干し、酢、かぼす、レモン、など

もう少し付け加えると

肝の異常は脾・胃に影響します。

肝を自分自身とたとえると「肝」の子供は「心」です。その子は「脾・胃」です

「心」が子供で「脾・胃」が孫です

自分が弱った時にまず面倒を見られなくなるのが孫になるわけです。

肝を補う酸味を摂りすぎると、胃腸の働きを阻害して食物の消化吸収力が落ちることにもなります

そのために薬膳では

「肝」の異常が現れたら酸味で補うのと同時に

孫にあたる「脾・胃」を補う「甘味」を添える調理法にします

二杯酢という事ですよね。

奥が深いですが

ちょっと知ってると便利です(^-^)