小5のお子さんの多動のご相談がありました。
学校で授業中しゃべってしまって、先生のお話しが聞けない
お友達の挑発に乗って大きな声を出す
テストを白紙で出す
ノートもとらない
学校の担任から、それ専門の病院にご相談をしては?と提案があった、と
何度か学校から呼び出されているようで、とても困った様子でお母さんがお話しなさいました。
お子さんの様子をみていても
まばたきが多い
軽い咳こみがある
等のチック症状も回数多く見られました。
ここから子供の聞き取りです
大事なポイントがあります!
きっとあなたもわかるはずです
友達と2人でしゃべっているのに、自分だけが怒られる
トイレに行きたくなって行っただけなのに、いなかったと怒られる
自分はちゃんとやっていて、遊んでいたのは友達なのに俺が怒られる
家でも、お母さんが先生に言われたことをそのまま信じているから、
もう少し落ち着きなさいとか、ちゃんと勉強しなさいとか言ってくる
・・・
そう話しているのを聞いている間にも
チック症状はだいぶ減ってきました
この子は賢い子ですよ
全部わかっているけど、周りの大人しかもお母さんまでもが理解してくれないので
テストを白紙で出すとか、授業を妨害するような事をわざとしています(^-^)
客観的に聞いてみるとよくわかりますよね
彼なりの一種の反抗をしていたわけです
「へぇ~なんでもAくんは、わかってるんだね~」
「まわりがどう思っても、何か言ってきても、それにいちいち反抗してるとさ自分が損でしょ。自分のために勉強したら~?」
って言った時、目が一瞬「えっ!」て本気の光が差しました
「自分の力つけたら世界が広がって面白いよ~」
私の目を正面から見てくれました
私はその一瞬を見逃しませんよ(^-^)
あ~この子わかってるわ~って確信しましたよ
学校以外の逃げ道がないとこの場合苦しいので、
合った塾を見つける事と
親子で飲めるストレスに良い漢方薬をおススメしておきました。
といっても漢方は気休めですが(^-^)
いらないと思ったのですが、お母さんが希望したので。
ママも行き詰っていたので、
この場合はママが飲むと子も楽になる典型でした。
Aくん、病院に連れて行かれなくて良かったね!
石川 珠美のとちの木薬局