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今、不妊治療をされている方は、AMHを測っている方がほとんどです
ご存知の方も多いと思いますが、AMHのおさらいを始めにしますね。
AMHとは
AMHとは、抗ミュラー管ホルモンの略で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。
その値は、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを反映すると考えられています。
AMHは他のホルモンと違い、月経周期のいつ測ってもよい血液検査です。
卵胞は、原始卵胞から一次卵胞、二次卵胞、そして胞状卵胞へと、常に一定の割合で成長しています。
AMHは小・前胞状卵胞から分泌され、9~10mmぐらいまで卵胞が大きく(胞状卵胞に)なると分泌されなくなります。
だから、卵の成長の初期の部分のホルモン値を測定しているという事です
卵は何もしなくても、発育し、どんどん消えていきます。
そういう自然の流れが基本的にあるわけです
その中でコントロールできるのは、本当に一番最後のところだけ。
萎んでいく卵を成熟させて採る努力をしているのです。
卵の増減をカバーする方法はないのです。
AMHは月経周期に左右されず、時期や治療などよっても計測値が変わることはありません。
AMHが低くても妊娠する方はします。
AMHは卵の残数を表していて、妊娠率を表している訳ではないのです。
ところが、AMHが改善された!という方が・・・
3月に初来店して、漢方を飲み始めた方から
AMHが改善された!とメールが届きました
病院を変えたので、AMHが再測定になったとの事でした
~前の文は略~
昨秋の検査から1.0近く改善していました。
48歳といわれた卵巣能力が、
42歳の年齢相応に。
検査した病院が違うため
参考にはならないかもしれませんが、
ドクターも、
めったにないんだけどね、と
~後の文も略~
本人は、「漢方を飲んだおかげ」ととても喜んでいます。
私もそう思いたい。
でも、基本的にAMHは卵の残数だから変わる事はない、と思うのです。
採卵できない
卵が取れても受精しない
卵が分割しない
という方に
「育卵」
と言って、卵を育てるような漢方薬はおすすめしています
それで良い結果が出ている方もいるので
「若返る事は無いけど、年齢相応の力を出せるようにする事は、漢方で出来るよ!」といつも皆さんにお伝えしています
今回の場合、2つの原因が考えられます
1つは、前の病院(または今の病院?)でのAMHの測定値が間違いだった、という可能性
2つ目は、育卵の漢方薬で、本当にAMH(卵の残数)が改善された、という可能性
2であると、思いたいですね~(^-^)
希望が持てます!
何はともあれ、
42歳の彼女は、今回の結果がよかったので
最速卒業を目指して現在がんばっています(^-^)