今日もご訪問ありがとうございます(^-^)
不妊カウンセラーの薬剤師
石川珠美です
やっときてくれた赤ちゃんがいるので、ご紹介しますね!
彼女とのおつきあいは、カルテをめくってみるともう3年前から・・・
来店された時は、流産を繰り返していました。
ご主人の精子の運動率や精子数が少なめだったのですが、
不妊治療としては、ご夫婦の中で、AIH(人工受精)まで、と決めていました。
高プロラクチン血症があったので、病院ではカバサールが処方されていました。
AIHの周期には、排卵のためにクロミッドまたは、セキソビットが、高温期にはデュファストンが処方されるという婦人科の典型的な方法で行っていました。
不妊専門の病院ではないので、ステップアップせず、AIHをやり続けていました。
1年が過ぎ、12回目のAIHのあと、とうとう恐れていた事が起こりました。
高温期ができなくなり、生理が来なくなってしまったのです。
ホルモン剤を飲み続けていたので、ずっと基礎体温は私のほうでも確認してはいました。
彼女は、さほどホルモン剤の影響を受けないタイプだったので、漢方で副作用が出ないように予防線を張りながらAIHで結果が出るように願っていました。
でも、さすがに1年をこして排卵誘発剤とホルモン剤を飲み続けた代償は、出てしまいました。
それから普通の生理が来てくれるまで約半年くらいかかりました。
この辺りから、ご夫婦の希望はAIHまでかもしれないけど、期間が長いので、一度、不妊専門のクリニックを受診する事をお勧めました
そして不妊専門のクリニックを受診する、と決意して通い始めました
そしたら、筋腫があるとか、卵管と卵巣が癒着している、など、今までの病院で言われなかった事をいろいろ指摘されました。
この時は、さすがに落ち込んでいました。
すぐに体外をはじめ、採卵はできたものの、体調を壊したりとすぐに戻すことが出来ない状況が続きました
でも「今まで散々待ったから一番良い時に戻したい」
と、じっと移植のタイミングを待ち、その後、移植も成功して初めての体外で無事に妊娠。
年齢は、38歳になっていました。
産まれる時は39歳になります。
現在、不妊治療の病院を卒業して、無事に普通のクリニックへ転院されました。
赤ちゃんが来るまでが長かった
それも必要な事だったかもしれない
彼女はずっと前向きに、「赤ちゃんが私には、来る」と信じていた
だから生理が来なくなっても、「今は待つ時」と自分を信じて
淡々と日々を過ごしていた
すごいよね~
まだ39歳だから、と思う人もいるかもしれない
でも妊娠は個人差がとても大きい
年齢だけでは割り切れない悩みがそれぞれにあるのです。
本当に良かった!
無事の出産を心よりお祈りいたします
最後に彼女からのメッセージをお伝えします
「自分に合う手段が見つけられれば赤ちゃんはすぐ来てくれるかもと思いました。筋腫もあったから身体をちゃんと整えなくちゃ、と思えたし、実際に妊娠する前には筋腫が小さくなっていたからきてくれたのかな。だから筋腫も必要だったのかも。判定日にhCGが20しかなくて化学流産の可能性もあります、と病院で言われたけど、そこから徐々に上がっていったので、そういう人もいるから判定日に数字が低くてもあきらめないで欲しい」
と。
体験の掲載OKありがとうございました!