自然妊娠には漢方?
多く寄せられた質問にお答えします
- 「漢方は保険はききますか?」
- 漢方薬には、健康保険が適用される漢方薬と保険適用外の漢方薬があります。保険適用と保険適用外の漢方の違いとはどんなところにあるのか、少し解説しますね。
保険適用の場合は“エキス剤”と言われる薬を処方されるのがほとんどです。一方、漢方薬局で処方される保険適用外の漢方薬は“生薬”と言われます。 この2つの違いは “インスタントコーヒー”と“本物のコーヒー豆”ほどの違いがあります。
保険適用外の生薬と比べると、エキス剤の方は薬の内容は同じであっても効果が弱くなっている可能性があるということなのです。とちの木薬局で扱っているのは、保険適用外の漢方薬である生薬になります。
「病院で処方された薬の方がなんとなく安心」、「とにかく安いから」といった理由だけで、保険適用の漢方薬を選ぶ方もいらっしゃると思います。
ですが、病院で処方されたエキス剤を何か月も飲み続けても効果がない患者さんに、漢方薬局で同じ内容の生薬を処方したところ、みるみるうちに症状が改善したという例もあります。
ですから、病院の漢方で効かなかったとしても、諦めずにぜひご相談ください。
- 「漢方を飲むと赤ちゃんが出来やすくなるのですか?」
- これは対症療法と原因療法の違いを理解するとわかりやすいと思います。
例えば、タイヤに釘が刺さってパンクしていたとします。空気を入れれば取りあえずは走ります。でも、空気を入れ続けないと走れなくなるし、ある程度たったらタイヤ自体がダメになります。これが対症療法です。
これに対して原因療法は、釘を抜くことです。釘を抜いて修理をすることで原因が取り除かれ、タイヤ自体の状態が改善されます。
同じように、血流が悪い、冷えがある、生理痛があるなど、赤ちゃんがやってくるのに不利な身体の状況を改善することが出来れば、赤ちゃんが出来やすくなる確率は上がると思いませんか。こういった原因にアプローチして身体の状態を改善していきませんか?というのが漢方薬での提案になるのです。
- 「漢方は煎じたり手間がかかりませんか?」
- とちの木薬局では、煎じる必要のない錠剤やシロップ、エキス顆粒の漢方をおすすめしています。
煎じる手間がかからず、生活スタイルに負担なく安心して飲み続ける事ができます。
- 「漢方はいつから始めたら良いですか?」
- 漢方の場合は生理中、低温期、排卵期、高温期、いつからはじめても大丈夫です。「子供が欲しいな」と思ったら、結婚前から、あるいは結婚したらすぐにでも漢方を始めることをおすすめします。
- 「主人(妻)も一緒に行った方が良いでしょうか?」
- 奥様(ご主人様)おひとりでいらしてもも大丈夫です。
もちろんご夫婦同伴で来られるのであれば、ぜひご一緒にご来店ください。
- 「不妊で漢方を飲むと、いくらくらいかかりますか?」
- 女性のための健康生活ガイド「ジネコ」を運営するバズラボは2010年3月~2012年4月の2年間にわたり、不妊治療によって妊娠した人(26~46歳女性、平均年齢34.2歳)へのアンケート調査を行っています。その結果、不妊治療の妊娠までの平均治療費は140.6万円、平均治療期間は25カ月であることがわかりました。
漢方治療は時間と費用がかかるのでは・・?と心配される方もいらっしゃいます。
とちの木薬局に通い始め妊娠した方の漢方服用期間は6~11カ月間で妊娠される方が多いです。また漢方費用総額は平均約50万円です。漢方で「妊娠しやすい体づくり」をすることで体外受精、顕微授精の回数を減らせたら、妊娠までにかかるトータルの費用が大幅に節約できると思いませんか?
※1 全国平均のデータは株式会社バズラボによる、不妊治療により妊娠した26 ~ 46 歳女性へのインターネット調査(回答数926)
※2 とちの木薬局のデータは、2016 年に漢方薬を服用し妊娠された方(直近より100 例)を集計したものです。
- 「精子に問題があるのですが、男性の漢方もありますか?」
- はい、あります。
男性側に問題のあるケースはたくさんあります。元気で正常な精子を作るためのバランスを整えるようなサプリメントや漢方の提案もしています。
- 「中国で製造された漢方薬は安全ですか?」
- 現在日本国内で流通している漢方薬は、全て日本の製造・販売許可を受けています。つまり成分、効能効果などについて国に認められ、一定の安全性が示されたものということですので安心してご利用ください。
- 「漢方を始めようか迷っている」
- 「漢方」についての情報を知らなければ決めることができないのは当然です。
まずは漢方を始めるかどうかを決めるためにも、ぜひご相談にいらしてください。
その場で購入せず、ご相談だけでも大丈夫です。(ただし漢方を気に入っていただき、ご購入いただいた場合は、相談料2000円を無料とさせていただきます。)
・漢方がどんなものなのか?
・どんな味なのか?
・どれくらい続けるのか?
・いくらするのか?
などなど、わからないこと、疑問点をお聞きください。初めてのご相談はだいたい1時間ほど時間を頂いてお話しを伺っています。ご都合のよろしい日時が決まりましたらまずはご予約をお取りください。【お電話でのご予約】 042-625-0184【WEBでのご予約】
https://www.itsuaki.com/yoyaku/webreserve/menusel?str_id=1029&stf_id=0
-ここからは、妊活バイブルからの記事の書き起こしです-
- 石川先生ご自身が不妊で悩んでいた時はどんな治療をされましたか?
- 私は、いわゆる2人目不妊だったんです。そのときは病院でできる一般的な検査をすべて行ったんですが、どこも悪いところはみつかりませんでした。ただとても疲れやすくて・・・。
こんなに疲れていたら、妊娠したらもっと大変だろうな、と思ったのを覚えています。
そのとき私は漢方薬局で働いていたんですが、先生に飲んでいる病院でもらった漢方薬を確認してもらったところ『症状に対して薬が弱い』とアドバイスをいただき、それから自分に合った漢方を処方してもらい、飲むようになりました。するとすぐに身体の変化を実感!効果に驚いて、それから漢方の勉強も真剣に取り組むようになったんです。
- とちの木薬局に子宝相談や不妊相談に来られる方は何歳くらいの方が多いのですか?
- 35~45歳くらいの方が多いですね。“ホルモン剤を使った治療よりも漢方で体質改善から見直したい” “病院での治療で成果が上がらなかったので漢方も試したい”など理由はさまざまです。
ときどき、病院で検査をする前に相談に来る方もいらっしゃいますが、そういった人には逆に一度病院で検査して、子宮に病気がないかを確認してみるようにすすめる場合もあります。
卵管が詰まっている場合は、体外受精でないと赤ちゃんが出来ないので、
どの場合も今の自分の状態・立ち位置を正しく知る事が重要です。また、ご主人の検査も忘れずに行ってください。
- どんな症状・状態の方に漢方の治療がおすすめですか?
- とちの木薬局には、すでに病院で高度不妊治療を受けている患者さんも相談にいらっしゃいます。不妊治療中の患者さんは、だいたい疲れています。2人目不妊の方は、身体だけじゃなく、何もかも疲れている事が多いです。
1回目のお産で消耗した体力は、自力で回復するのが難しいので、早めに漢方を飲む事をおすすめします。
自分もそうだったのですが、女性は家のこと、子供のことを優先するあまり、自分の生活に余裕が無くなっている方が多いんです。仕事をしている人ならなおさらです。妊娠を希望しているのに、寝不足が続いている、疲れている、と思ったら、漢方の他にサプリメントも取り入れて自分をケアしていく事をおすすめします。
疲れている身体には、なかなか赤ちゃんは来てくれません。
- 生活から変えるにはどんなことを意識すればいいですか?
- “赤ちゃんが欲しい”と本気で考えるとそれだけで大変なストレスです。基礎体温を測っていても少しでも下がればがっかりするし、生理が来るたびに落ち込み自分を責めたりもします。‘何をやっても赤ちゃんが出来ない’ と思っている人は、潜在的に〝子供が出来るのが怖い”と思っている場合もあるんです。
どんな事がストレスになっているかを見直して、一度勇気をもってやめてみるのも重要です。自分に好きな事をゆるして、ストレスを減らすように意識してみて下さい。自分の心の立ち位置が大切と思います。
不妊治療は一人で頑張るのは大変です。ご主人とも微妙に意見は違うし、まして自分の親には言えない、友達にも不用意に言えない。となるとネットで探しまわっている人が多いです。ちょっと誰かに話すだけで、女性の場合は頭が整理できる場合が多いです。
頭でいろいろ考えていても赤ちゃんはできません。近くに話せる人がいれば、聞いてもらって自分の心の位置を確認してみて下さい。病院で言われた専門的なことなどで悩んでいる場合は、ぜひ薬局へいらして下さい。